シリコーンオイルファンクラッチの動作原理

シリコンオイルを媒体とし、シリコンオイルせん断粘度伝達トルクを利用したシリコンオイルファンクラッチです。ファンクラッチのフロントカバーとドリブンプレートの間はオイル貯留室となっており、粘度の高いシリコンオイルが貯留されています。

重要な感知コンポーネントは、フロント カバー上のスパイラル バイメタル プレート温度センサーです。このセンサーは熱を感知して変形してバルブ プレートを制御し、作動チャンバーへのシリコーン オイルの流入を制御してドライブ シャフトとファンを係合させます。

エンジン負荷が増加すると、冷却水の温度が上昇し、バイメタル温度センサーに高温の空気が吹き付けられ、バイメタルシートが加熱されて変形し、バルブ駆動ピンや制御弁シートを駆動して角度を偏向させます。空気流の温度が一定温度を超えるとオイル入口穴が開き、オイル貯留室のシリコーンオイルがこの穴を通って作動室に入ります。シリコンオイルのせん断応力により、アクティブプレートのトルクがクラッチハウジングに伝達され、ファンが高速回転します。


投稿日時: 2022 年 5 月 11 日